桜は咲いていますが、ザスパ群馬の春は未だ来ず
振り返り
100年構想リーグ第8節は栃木SCとホームで対戦しました。100年構想リーグは基本的に近隣のクラブと対戦する事が多いシステムですが、その中でも栃木SCとの対戦は『北関東ダービー』として一番熱くなるものがあるのではないでしょうか。
そして試合結果ですが1-3でザスパ群馬は負けました。
スタメンは前節湘南ベルマーレ戦から2人変わり、ファルザンが3試合ぶりにスタメン、小西が今季初スタメンでした。ベンチに目を向けると小柳が今季初の登録メンバー入りでした。
じゃあここからは個人的な感想。
まず失点の場面について。1失点目はジェヒから菊地へのロブキックを相手に取られたところが起点になっています。SNSではジェヒのキックが槍玉に挙げられていますが、個人的には落下点予測もせずにボールの軌道を眺めているだけで易々と相手にボールを渡した菊地のプレーが一番の問題です。あそこで少しでも相手に自由にさせなければ防げた失点でしょう。そして栃木SCの40番にあれだけPAに近い場所で自由にプレーさせられたら失点のリスクはより高まります。最終的には神垣にディフレクションして軌道が変わったボールがゴールに入りました。
2失点目はコーナーキックから。これはザスパ群馬のゾーンディフェンスの間隙を抜いた、栃木SCの見事な得点でした。コーナーキックのボールの精度、西野選手のポジション取りとヘディングの精度、いずれも文句なしでお手本の様な得点でした。西野選手はこの日2得点目、前節も2ゴールしているので2試合で4得点、非常にコンディションが良さそうです。
3失点目はゴール前、ジェヒから西村に繋ごうとしたボールを相手に掻っ攫われて、そのままゴールに蹴りこまれました。この失点に関してもジェヒが槍玉に挙げられていますが、だからといって全ての責任をジェヒに負わすのは酷です。

この場面でジェヒは視線の先にいる西村へ目掛けてパスを出そうとして、その間にいる永井選手にボールを奪われるという結果になりました。そこで気になるのが何故西村を選んだのかという事です。
この段階で一番近いのは野瀬ですが永井選手が野瀬の方に動いているので、出したところで直ぐに奪われるリスクを考えたのでしょう。次の候補は神垣?ですが、栃木SCの選手が近くにいますし、そもそも目線があっていないので無理です。また、ジェヒにボールを出した大畑ですが、大畑とのルートも栃木SCの選手がいてコースを切っています。こうなると候補は西村に絞られますし、恐らく目線も合ったのでしょう。ジェヒは西村にパスを出しますが、しかしこれが永井選手に奪われます。
じゃあそもそもロングボールを蹴ればいいじゃんって話になりますが、後ろから繋ぐのが沖田サッカーですので、その選択肢はなかったのでしょう。また、1失点目がロングボールを蹴った結果相手に取られて失点という流れという事も頭に残っていたのかもしれません。その他にも色々な事が一瞬頭をよぎりながら西村にパスを出そうとした瞬間、永井選手の重心位置が変わった事に気付いてしまったんでしょうね、だからかえってあの中途半端な速さと強度のパスになってしまったのかと考えます。
そしてここは栃木SCも狙って行動していた節があります。これまでザスパ群馬と対戦したクラブは対策として強度のある前プレを嵌めてきましたが、栃木SCはそれだけではなく違う対策を見せました。それがここで見せた守備で、意図的に狙ったコースにパスを出す様にし向けて、そこを奪い取るというやり方です。つまり罠を仕掛けて嵌めるというやり方です。これは群馬も勉強になったんじゃないでしょうか。
それとこの場面では他にも気になった事があって、結果的にパスミスで失点の直接的なきっかけを作ってしまったジェヒに誰も駆け寄って声を掛ける場面が無かった点です。こういう時こそ一言でも声を掛けてあげるのが気遣いだと私は思います。ゲームキャプテンでパスの相手だった西村や近くにいたDFリーダーの大畑はその役目があると個人的には思うのですがどうなんでしょう。
後半になるとここ数試合(いや、去年からか)の流れでザスパ群馬は攻勢を強めますが時既に遅し、万事休すです。百田の移籍後初ゴールは生まれましたが、反撃はそこまで。毎試合の様に対戦相手からは後半は群馬のゲームといわれますが、どれだけ褒められたところで勝っているのは対戦相手なんですから、個人的には負け試合で相手からこれを言われるのは馬鹿にされている様に感じて悔しくて仕方がないです、しかも今のザスパ群馬の順位を考慮すれば尚更です。

なまじっかスタッツが良いだけに、病巣が目立たないというのが現状。

この試合もゴール期待値は相手を上回るも、試合は負け。
とまぁ悪い点は沢山出てきます。良かった点は百田にやっと得点が生まれた事です。これを切っ掛けに量産してくれると嬉しいです。あと、個人的にはボールを収められて繋げられる安達をスタメンで観たいですが、頑なにスタメンで使わないのは理由があるんでしょうか。
試合外のところを言えば、北関東ダービーで3,200人の集客というのがかなり残念でした。
次節に向けて
100年構想リーグも早いもので次節のベガルタ仙台戦で折り返しを迎えます。
ベガルタ仙台は勝点21で現在首位に立ちます。内訳としては5試合が90分以内での勝ち、3試合がPK戦での勝ちというものになります、つまるところ現在無敗という事になります。EAST-AにはJ1からの降格クラブが2クラブいる中でこの成績は流石と言う他有りません。
そんなベガルタ仙台の前節はブラウブリッツ秋田との上位対決でしたが、90分では決着がつかずにPK戦までもつれて、結果勝利しました。
この期に及んで相手の戦術だとか警戒すべき選手だとか、そんなものはもうどうでもいいです。とにかく戦う気持ちを見せてくれ!
¡Acepto el desafio!¡Vamos Gunma!

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