明治安田J3リーグ 第36節 アスルクラロ沼津 vs ザスパ群馬

沼津へ駆けつけたザスパサポ300人の大円陣は見応えがありました😀

振り返り

リーグ36節、ザスパ群馬はアウェイでアスルクラロ沼津(以下:沼津)と対戦しました。

試合結果は2-1でザスパ群馬の勝利!これでJ3残留決定です👏👏👏

得点は3分に群馬の西村がゴール。そして17分に西村が追加点。81分に沼津のゴールという形でした。

この試合のスタメンは高橋が累積で出場停止でしたので予想通り菊地が入りました。それ以外は変更はありません。ベンチは小西が外れて下川と怪我明けの中島が久々にベンチ入りしました。

さて、感想。

この試合は残留争いをしているクラブ同士の直接対決(いわゆる6Pマッチ)でした。群馬としては負ければ沼津と勝点差6になり、残り2節連敗して沼津が2連勝すれば捲られる可能性が有る。沼津としてはここで勝てばカマタマーレ讃岐だけでなく群馬もまだまだ残留争いに引き込める、つまり沼津が残留出来る可能性を高める事が出来る対戦でした。

試合開始直後の先制点のところは、自陣ゴール前からのビルドアップのところで一回沼津にボールを奪われますが、山内が直ぐに奪い返して小竹選手にボールを預けると、小竹選手がワンタッチでPA付近まで持ち上がりクロスを上げると、その先にいた西村が(たぶん)右足で流し込んで決めました。

2点目は相手のビルドアップのミスをしっかりものにした、群馬の集中力の高さが光った得点だと思います。そして西村の決定力の高さですね。

この試合の個人的MVPは山内。先制点の場面は相手に奪われたボールを山内が回収しましたが、それだけでなくその後の小竹選手に出したパスの質と判断が素晴らしい。小竹選手のスプリント力ならば相手との勝負に勝てるだろうというところと、そのスプリント勝負が出来るだけのスペースを沼津が空けてしまっていたミスを見逃さなかった目線の良さ、そしてそれを促すパスの質はもう完璧でした。

試合開始直後で動きに固さのあった沼津の出鼻を挫く見事なプレーでした。これがこの試合の行方を決めたとも言っても過言じゃないと思います。結局その後暫く沼津は心理面での立て直しが出来ずに、それが2失点目のプレーまで尾を引いてましたので。

守備面ではしっかり相手のパスコースを潰す動きをし、時には体を当ててボールを回収したりと攻守に渡って効いた動きをしていました。

後半の試合内容については決して良いとは言えませんが、私個人的にはそこを個別にピックアップする気はありません。言えるのはそれだけ沼津は必死だったって事くらいです。

他の会場では優勝争いをしている栃木シティがFC岐阜に負け、ヴァンラーレ八戸も下位にいる高知ユナイテッドに、鹿児島ユナイテッドも群馬同様残留争いをしているカマタマーレ讃岐に引き分けました。上位のクラブですらこの時期プレッシャーや対戦相手の雰囲気に呑まれて勝てない試合をしてしまう中、群馬はその力を何とか跳ね返して勝ったんですから、個人的には内容云々に触れる事よりも勝った事を素直に喜んで褒めるべきだと思っちゃうんですよね。

間違いなくアスルクラロ沼津は強かったですし、ザスパ群馬はよく戦いました。そして内容的にも十分です。私はそう思います。

次節に向けて

さて、次は37節になりホームで松本山雅FC(以下:松本)と対戦します。そしてこれが今季ホームでの最終戦になります。

対戦相手の松本の前節はホーム(と言ってもホームの設備の問題でアルウィンでなく、別会場で開催されましたが)でFC大阪と対戦し、1-1の引分けでした。その結果勝点は40になりましたが、順位は変わらずの14位です。なので15位になった群馬の1つ上の順位という事ですね。群馬との今季の対戦は松本のホームで19節に対戦し、その時は3-1で群馬が勝っています。

この一戦はお互い残留が決まった者同士の対戦というところで、モチベーションの持ち方が一つのキーワードになりそうです。

松本については私には解らない為に言及できませんので、群馬についてだけ。

J3優勝&J2昇格を掲げて挑んだ今季、理想と現実は大きく乖離し36節を終えた段階でJ3残留を確定させるという、非常に不本意な成績で過ごしています。これについては弁論の余地はありません。しかし、それと同時に今のチーム状態が非常に良いということもまた弁論の余地はありません。これで4連勝です。群馬の4連勝は2023年に6節から9節の間に成し遂げたものが直近では最後になります。そして5連勝に至っては過去に1度も無いようです(違っていたらすみません)。

そうであるならば、この不本意に満ちたこのシーズンを、悔しさに塗れたこの1年を、少しでも良かったと思わせる一筋の光、そして来季の弾みに繋げる為のステップとして、これまでクラブが成し得なかった5連勝という新記録を打ち立ててやりましょうよ!このホーム最終戦で!!今の群馬なら、選手なら、きっとやってやれるはずです!いや、やるしかありません!選手も監督・スタッフも、勿論サポーターも意欲に燃えているはず!モチベーションは群馬に分があるはず!今季ホーム最終戦、多くのホームサポーターの目の前で、今季最高の試合を見せてくれる事を信じています!

ホーム最終戦で是非、その気迫を、思いを、勇気を、見せつけて下さい!楽しみにしています。

そうそう、松本と言えば現在レンタル移籍で来ている山口選手の所属元、次節はきっと出場出来ないでしょう。ここ最近の山口選手の活躍を見ていると欠場は痛手ですが、代わりにベンチに入る選手(恐らく小西)の活躍に期待しましょう。

それとベンチで思い出しましたが、J3残留が決まったというところで、今季リーグ戦で全然出番が無かった秋元や中野辺りもベンチに入れて、機を見て出場させてほしいなとも思います。これは単純に動いている姿を見てみたい(ホームから離れていると練習見学もままならないので)という欲ではありますが(笑)。

Vamos Gunma! ¡Acepto el desafio!

その他

JFLも29節が終わり、残すところあと1試合となりました。そしてこの段階でHondaFCの優勝、レイラック滋賀の2位が確定しました。Hondaについては今更強さについて言及するのも憚れるので、何も言いません(笑)。さすがJFLの門番であり、アマの雄です。

レイラック滋賀は入れ替え戦に回る事となりましたが、昨年は高知ユナイテッドがY.S.C.Cを2戦合計で上回ってJ3参入を果たした様に、決してJFL側が絶対不利という事もありません。むしろここで勝てない様だと、仮にJ3に参入したところで成績で苦労する事はぶっちゃけ想像に難くありません。

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