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リンクにある様に熱中症対策が義務化されましたね。
林業という仕事は標高の高いところや森の中でやるイメージがあるので熱中症のイメージがない人もいると思いますが、決してそんな事はないです!めちゃめちゃ熱中症と隣り合わせの仕事です。
確かに間伐現場で作業している時は林内で活動しているので比較的涼しいですが、現在やっている地拵えや植付、これから入ってくる下刈りの作業は日当たりが良い直射日光の元でやる事が多く、実際熱中症になる人もいます。
まぁそれだけ暑くて大変なら涼しい時期にやればいいんじゃん?と思われるかもしれませんが、涼しくなる季節は伐採に適した季節でもあるので、そっちを中心に作業してしまうんですよね。他に地拵えはともかく、植付ならやはり春先以降のが活着が良いというのも有りますし、下刈りはそもそも草が伸び始めたタイミングでやらない意味がないので、草が成長していない時期にやっても効果は殆ど無いです。まぁそんな感じなので、やっぱりある程度暑くなってきた時期じゃないとやれないんですよね😔
じゃあ林業現場では熱中症対策はどうするの?って話になります。
これは書き出す内容はあくまで自分達協力隊での対策なので他はどうなのかというのは知りません😅ただ、他の協力隊や組合・事業体のやり方を取り込んだ形にはしているので、そこまで外れた対策でもないと思います。
①サマータイムを導入する
暑い時期とは言え早朝であればまだ1日の中では比較的涼しいので、それならば朝5時、6時位から仕事を始めて、昼頃には作業を終了させれば良いのではないのかという理由から、サマータイムを導入出来る現場であれば導入をして作業を行っています。
②空調服を着る

これはもう外で作業する仕事であればド定番でしょう、あの体が大きく膨らんで見えるあれです。あれを着る着ないでは感じる暑さはやっぱり違います。
③水分、塩分等をしっかり補給する

夏の盛りの時期になると自分は計3L位の水を用意します。なんならこれでも足りないと思う時がありますが、その時は仕事終わりに買っています(ただ、その時は水よりも炭酸水の方が多いです)。あと、流れ出た汗は水だけでは補給出来ないので、水以外の成分の補給というところで塩分タブレットも必携です。
④熱中症対策キットを携行する

これはどういう事かというと、どうやっても熱中症になる時はなるので、その時の対応用グッズといったところです。ホームセンターやネット通販で売っているそれです。中身はキットによって若干バラつきがあると思いますが、基本的なところは大きく変わらないと思います。具体的にどういったものが入っているか私が携行しているものを挙げて言うと、経口補水液、長期保存水、塩分タブレット、クールタオル(水を漬けて回したりすると冷たくなるやつ)、瞬間冷却パック(使った事がないのでどれくらい冷たくなるかは不明)、熱中症カードといった物が入っています。
⑤しっかり体調を整える

まぁこれが一番大事かもしれませんね。やっぱり疲れがたまっていたり、寝不足だったりでコンディションが整っていない時程、熱中症リスクが高いと自身の体験も踏まえてそう思います。仕事なので体調がちょっとイマイチだから休むという訳にもいかないので仕事はしますが、自身のコンディションに不安や疑問を覚えた時は、無理せず休むという判断を下すのも必要に感じます。
以上が自分の所属している協力隊で行っている主な熱中症対策になります。②~④の部分に関しては協力隊では個人で用意する事もありますが、組合や事業体では組織で纏めて用意して社員や作業員に配るという事もあるので、そういったところは所属している組織によってバラつきはあると思います。
兎にも角にもこれからどんどん暑くなってくる中での外での活動は命の危険と常に隣り合わせであるので、体に気を付けて作業に挑みましょう!
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