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Bloombergの少し前の記事に
『世界の大手行が生物多様性会議に集結-ニッチ過ぎるテーマに突如関心』https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-16/SLDPGLT1UM0W00
という記事がありました。
要約として
・銀行や運用会社、金融工学の新たな支援役として生物多様性に期待
・目標はより多くの資金と投資を呼び込むこと-JPモルガン担当者
とあります。
確かに数年前からこの分野への投資というものは注目されており、実際に投資自体はされてきたもののテーマとしては非常に弱い分野でありました。その要因というのは記事内にある通りにニッチな分野で、しかもリターンの成果は判別し難く事業としても組み込みにくいといった理由が挙げられると思います。
ただ、今こうやって世界を代表する銀行がこの問題に取り組む事を表明する事により、もう暫くすれば日本にもこの流れは出来てくると思います。ここで大事なのはその時に自分達の様な林業者はどの様に関わっていく事が出来るのか。
ぶっちゃけこの枠組みだと関りが出てくるのは企業と自治体。そして自治体の代わりに森林を管理するのは地域の組合や大きな事業体という事になるので、そうなると自分の様な小規模林業を行う(予定の)人にはメリットが殆どないと想像できます。
一応私自身としてはこういった流れを見越して自然再生士補の資格を取得したものの、実務をこなせる現場にどうやったら巡り合えるのかがわからずにいるので、こういう噛み合わせの悪さはどうやって解消すればいいんでしょうね🤔
そうそう、これってSDGsやESG投資と何が違うの?って話になると思いますが、SDGsは持続可能な開発目標の事で、ESG投資は企業が長期的に成長する為にはE(環境)S(社会)G(ガバナンス)の3つの観点(や投資)が必要だよねという話で、それぞれ似たような話で関連性もあるのですが多様性云々とはSDGsにもESGにもお題目としてはないので、ちょっと違った話になるっていうのが私なりの解釈です。
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