色々な資料の作成について

協力隊活動

まえがき

私が地域おこし協力隊に入隊してからもう直ぐ最初の春を迎えるわけですが(昨年7月入隊)、春を迎えるという事は当然協力隊を終了するメンバーもいるわけで、そうなるとここで一つの問題が発生します。

その問題とは、今までインターンだったり体験会が開催されてそれに協力隊が参加していた場合、それ用の資料作りや説明は現3年目のメンバーが行っていたのですが、その人がいなくなった後に誰がその役目を担うかという事です。

元来順当にいけば現2年目のメンバーの役目になるはずですが、その人は3年目は組合でお世話になるそうなので、今までの様に協力隊の活動に参加が出来なくなる訳で。

そうなると現1年目の自分たちの誰かがやらないといけなくなる可能性があるのですが(一応他の可能性としては役場に在籍している元協力隊員がする可能性もあります)、当然人には向き不向きがある事を考えると、自分にもその役目が回ってくる事を考慮しなければならないので、そういった準備は必要なのかなぁと思っています。

そういった事情から、今回そういった資料を先ずは自分用として作成しようという考えに至りました。

とは言え、その辺りの準備や用意というのは会社員時代に色々とやっていた事でもあるので、心理的にも手間的にも自分の中のハードルは低いです。そこは会社員時代の自分に感謝ですね(笑)。

そして取り急ぎ必要なものとしては、説明会用の資料と新協力隊員用の安全作業マニュアル的な物なのかと思っています。

説明用資料作り

幸い協力隊説明用の資料というのは現3年目の隊員が作成しており、私自身も入隊時にその資料を見ているのでそれを参考に幾つか手直しをして今回は完成させました。

知らない人に説明する時に私が意識して大事にしている事は、事象をイメージし易くしてあげる事です。

知らない事を口頭や文字で説明されても想像できないですし、もし出来たとしても説明する側とされる側で違うものをイメージしては意味がないですからね、そこのイメージの共有や擦り合わせの大事さっていうのは会社員時代にしっかり学んできたつもりなので(笑)。

なので大事なところはイラストや写真、グラフを用いながらしっかり説明すると同時に、あまりけばけばしくならない様な資料作りを行いました。

果たしてこの資料に出番があるかどうか、ちょっと楽しみでもあると同時に不安でもあります。

安全作業マニュアルについて

さてさて、次は安全についてのマニュアル作りです。

こういったマニュアル作りというのは他の協力隊はどうされているんでしょうね?私が参考にしようとして他の自治体にいる協力隊の知人幾人に確認したところ、協力隊独自で用意しているところはなさそうな感じでしたが。

ただ、林業というのは非常に危険な仕事なのでこういったマニュアルっていうのは本来一番必要な仕事だと思うんですよね。ただ、そういった仕事に限って書面のマニュアルはなく、口頭での伝承が一般的になっているという矛盾。これは本当に問題だと考えます。

とは言っても、勿論最近はそういったソフト面での整備をし始めている事業体や組合は増えてきているので、私が今回マニュアル作りをするに当たっては、そういったところの幾つかのマニュアルを参考に、私や他の協力隊メンバーの実体験を含めたところでのマニュアル作りを行いました。

また、実際に現場作業中に事故が発生した場合のフローチャートや確認事項というのもマニュアルに組み込んで、多少なりともマニュアルに価値を持たせる努力はしました(笑)。

あとがき

正直言ってこういった作業は感謝はされるものの疲れるし地味ですしお金にもならないですし、進んでやりたがる人がいないのが現状なのではないでしょうか。

ましてや説明用資料どころか安全作業マニュアルですら、作成したところで目を通すのは紙を渡された最初の頃程度だけだと思うんです。書いてある事なんて基本的には当たり前の事なんですから(笑)。

そんな一瞬にしか活かされないものの為に何時間もの手間暇をかけるのは馬鹿らしいと思っちゃいますよ、普通は。かくいう私もそうですし。

とは言え、無ければ無いで問題だと私は思うので、そこは今回私がやりました。

因みに何で問題だと思うのかと言えば

1つは振り返りの為です。これは単純に口頭だと人間すぐに忘れちゃうものですが、書面として残していれば後で振り返りが出来るからです。また、携帯も出来ますから非常時の混乱した頭でもそれを見て対応する事も出来る様な中身にしています。

もう1つは身を守る為。これも理由としては単純で、事故が発生した時に何もそういったものが無ければ一方的な指摘をされるところですが、こうやって一応でも体裁を整えておけば、多少なりとも身を守るものにはなってくれますので。

そしていずれにせよ、取り敢えず一つのフォーマットさえ用意してしまえば、その後は時代や状況・環境に即して改訂していけばいいですからね。

またこうやって資料を作成する事は知識のアウトプットという事で、自分の頭の中の整理にも役立つんですよね。実際にいずれの作成過程においても、自分の中で曖昧だったものを確認できて勉強する事が出来ましたし、そもそも知らなかった事を知る事も出来ました。

技術に関してのインプット&アウトプットは普段からよく実行しますが、知識に関してはインプットする事はあってもアウトプットする機会が殆どないので、今回は本当にいい機会でした。

今後も今ある資料の改訂は勿論ですが、他にも必要な書面が出来た時には自分から進んで作成しようと考えています。

最後になりますが、今回の資料作りにあたって協力してくれたメンバーには本当に感謝しています、有難うございました!

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