明治安田J3リーグ 第25節ザスパ群馬vsカマタマーレ讃岐

趣味の話

残留争からは少し離れていたはずなのですが、危惧した通り今節で残留争いに本格的に巻き込まれそうです。監督の、スタッフの、選手各々のメンタリティが問われます。

振り返り

ザスパ群馬はアウェイでカマタマーレ讃岐と対戦しました。

そして試合結果ですが2-3で負けました。これでリーグは2連敗、順位は変わりはしないものの17位(と18位)との勝ち点差が『2』になりました。

スタメンは前節から変わりなし、ベンチは船橋が入り、代わりに加々美が外れました。

試合が動いたのは5分。

相手陣で小西へのパスをカットされてそのままカウンターを食らい、仕上げは大野選手。カウンターのお手本の様な一連の動きでした。

その後はお互いに決定機を作りつつも決めきれずに時間が過ぎていきましたが、39分に讃岐に追加点が生まれます。追加点はまたしても大野選手。讃岐戦は同一人物に2点取られなければいけないという決まり事でもあるのでしょうか?

この失点も幾つもの軽いミスが重なって、結果として失点したという感じです。

そしてこの後群馬ベンチが動きます。42分に一挙に3人選手交代を行います。

この交代で前讃岐所属の下川選手が入ってきましたが、試合を通して気合が入っていました。間違いなくこの後群馬に力を与えたのは下川選手の奮闘と言って過言ではないでしょう。

そして後半開始早々の47分、群馬に待望の得点が生まれます。

大畑のクロスに高橋が合わせて、GKのニアをぶち抜く強烈なシュートでした。この得点に絡んだ大畑、高橋は両者ともポジションはCBで、その2人で得点を奪ったというところ、どのポジションの人間でも得点に絡んでくる、これこそが沖田サッカーの目指すところなのかと感じました。

この勢いに乗って同点、更には追加点!と思ったのも束の間、52分にCKから失点してしまいます。

66分に高澤のゴールで再度1点差まで詰め寄りますが、反撃もここまで。

2-3で群馬の負けです。

これで群馬は2連敗。順位は変わらないものの、下との勝ち点差が詰まってきたので、昇格争いよりも残留争いの方が近い状況になりました。

この試合は珍しく前半のうちに3枚変えという荒治療を行いまいましたが、結果には結び付きませんでした。とは言え、その後2点取っているのでこれが良かったともとれます。確かに交代後の方が全体的に矢印が前に向いていたので、一定の効果はあったという解釈をしても良いかもしれません。

ただ、結果としては負けているんですよね。だから、後半の形が良かったのかと言われたら、個人的には疑問符がついて、評価し難いというのが感想です。根拠としては後半早々に高橋のゴールで1点差に詰め寄ったところで、その後あっさり3点目を決められているのが印象を悪くしています。結局根本のところは何も変わっていない、解決していないという事ですから。

基本戦術、フォーメーション含めたシステム構築、選手起用といったところは監督、コーチ、選手はいずれもプロで、私よりも知識や理解があるはずなので『こうこうこうすれば良い』という口出しをするのは差し出がましいので言えませんが、こうも4-4-2の守備ブロックに簡単に嵌められ失点して立て直せない姿を連続で見せられると、どうしても疑問は出てきます。

セットプレーの失点も、ゾーンのギャップを突いた上野選手の動きは素晴らしかったですが、上野選手は騙しの動きを入れずに躊躇なくギャップを突いてきているので、きっと群馬のセットプレーの守備の穴は研究されて周知されていたという事なんでしょうね。

試合後の挨拶では沖田監督がゴール裏にやってきて謝罪する仕草を見せていました(話し声は少し離れた場所に居たのでよく聞こえず)。これはこれで勇気のいる事ではあるので立派だとは思いますが、それよりもやっぱり結果で示してほしいです。

次節に向けて

アウェイ4連戦の2戦目はFC琉球との一戦になります。

FC琉球はリーグで現在勝点28の15位に位置しています。ちょうど群馬の1つ上の順位で、勝点も1つ上です。つまりここで勝てばザスパ群馬の順位が1つ上がるという訳です。

今季のザスパ群馬がFC琉球と対戦したのは開幕戦ですが、その時の結果は0-0の引分けでした。

その時のスタメンには田頭(奈良クラブに期限付き移籍中)や山中(現:いわきFC)がいて、ちょっと懐かしさを感じるスタメンです。

FC琉球の方も夏の間に選手の行き来があったので前回対戦と同じイメージで挑むと返り討ちに遭いそうです。特に愛媛FCから加入した石浦選手と松本山雅から加入した浅川選手は危険な選手というイメージです。石浦選手は東京Vのユース出身らしい技術がありハートの強い選手、浅川選手はゴール前で決定的な仕事の出来る選手ってのが個人的な印象です。

システムは琉球も群馬と同じ3-4-2-1を採用していて、このシステムに変更した17節沼津戦からは9試合で4勝3分2敗と、順位に比して調子が良いと言っても過言ではないのではないでしょうか。このシステムだと群馬はミラーマッチになるので、3-4-2-1の理解度と選手の適応力が一つの鍵になりそうです。

前節岐阜戦は0-1で負けており、これが実に6試合ぶりの敗戦だそうです。

さて、そんなFC琉球に群馬はどう挑むのか。

データ的なところで言うと群馬は対琉球で通算3勝2分4敗、ことアウェイ琉球に限って言えば3勝1敗と相性は比較的良いといえます。

攻撃、守備ともにスタッツは目立ったところはないですが、被攻撃回数に対して被ゴール率が比較的低めなところは、GK佐藤選手自身のセンスもさる事ながら、佐藤選手の味方DFへの声掛けやDF陣のボールに対する寄せの意識の高さでシュートコースを限定するといった動きがあるのかと考えます。

なのでボールだけじゃなく、人もしっかり動かして琉球DFに対して揺さぶりをかけて、ズレを作るのが有効な手段に思えますが如何でしょうか。

スタメンに関してはザスパ群馬は讃岐戦の後半は良かったので、恐らくそのメンバーをベースに1人変えるかどうかって感じになるのではないでしょうか。

ただ、ここ数試合についてはやりたいサッカー云々以前に、そもそも戦う姿勢が出来ているのか、試合に臨むに当たり気持ちを整えて挑む事が出来ているのか、そういったメンタル的なところが気になって仕方がないです。

勝敗は兵家の常なので勝ち負けがあるのはわかっています、その上で相手よりも一歩、半歩先に体や足を出す、球際で戦う姿勢、泥臭くがむしゃらに戦う姿勢というものを見せてほしいです。今の群馬はお上品なサッカーを志向している様にしか見えないです。

そしてこの琉球戦も我が家は観戦に行きます!

なので頼む!今度こそ勝って下さい😭今季はまだ1度も勝ち試合観れていないんです😶‍🌫️

そしてコルリも言っていましたが、まだまだ昇格を諦めていないです!

Vamos Gunma! Acepto el desafio!

現地での過ごし方

さて、ここからは讃岐戦に観戦してきた内容になります。

ピカスタへは昨年のJ3⇔JFL入れ替え戦YSCC横浜対高知ユナイテッド戦以来で、ピカスタ自体もその時が初めての来場でした。

因みにピカスタは私たちが訪れた8/31を以てネーミングライツが満了したそうです。

広場から見たピカスタ外観。

讃岐サポにとっては記念的な試合になったのが、この群馬戦だったんですね。

広場の様子。前回入れ替え戦で来た時と規模的にはそんなに変わらない気がします。
スタグルのパエリア。

このパエリアを買った時にキッチンカーのおばちゃんから「今日は太陽君出る?」と唐突に聞かれて、『あ~、そっか下川は讃岐から移籍したんだっけ』って思って、急いで調べるとベンチ入りしていたのでその旨を伝えると、凄く嬉しそうにしていました。

「太陽君は讃岐が育てた!」って仰ってましたが、本当に下川はアジリティがあるしハートの強い選手なので素晴らしいんですが、その下川を上手く活かしきれていない群馬の現状を見ていると、そのおばちゃんに大変申し訳ない気持ちになりました・・・。おばちゃん、ゴメン😣

讃岐のゴール裏。
円陣風景。
試合結果。

試合結果としては大変残念でしたが、個人的にはパートナーが応援を楽しんでくれて、ゴール裏の雰囲気を気に入ってくれたのが救いです。特に試合終了後選手が挨拶に来た時、コルリが選手たちにポジティブな声掛けをしていた事が心に響いたみたいです。

私個人としてはブーイングはそれはそれで必要悪なところがあるんじゃないかなーと思っていますが、観戦初心者という立場からすると、やっぱりそういうのは怖いところがあったりして良い印象を持てないという事ですね。

次こそは幸せな気持ちで帰途につけるといいなぁ😀

コメント

タイトルとURLをコピーしました