振り返り
J3リーグ第27節、ザスパ群馬はアウェイでギラヴァンツ北九州と対戦しました。そしてアウェイ4連戦の3戦目になります。このアウェイ4連戦はアウェイはアウェイでも西日本での連戦なので、選手も大変でしょうが、サポーターで全通の方も大変でしょうね。
そしてギラヴァンツ北九州との一戦ですが、0-1で群馬は負けました💀
群馬のスタメンは前節から3名変更、Outが高橋、大畑、船橋で、Inが小柳、菊地、小西です。大畑はベンチに居ましたが、高橋と船橋はベンチ外です。船橋は前節目立った働きをしていたのに今節いないのは、ちょっと意外な印象です。
ベンチには田中と、特指の櫻井君が久々の復帰です。怪我は無事に治ったんでしょうかね。
北九州はこの試合ここ数試合使っていた3-4-2-1ではなく、今季一番使い慣れた4-2-3-1にシステム変更してきました。
さて試合内容。
この試合も早々に試合は動きます。4分に北九州がGKから6本のパスを繋げて、群馬の上がっていたWBの裏を突くと、そのボールを少しドリブルで運び中へ低いクロスを上げますが、そのボールは誰にも合わずに逆サイドへ抜けます。そのボールを北九州の星選手が回収し中へ少し切り込んで真横辺りに居る高橋選手へパスを出します。そのパスを髙橋選手が動きながら左足で振りぬいて合わせると、それがゴール左上のバーに当たり入りました。
ただ、群馬もその直後の6分にキックオフから一気に北九州ゴールに向けて侵攻すると、下川のクロスに反対側の小西が左足で合わせるも、それは枠を外れて転がっていきます。
その後は北九州のペースで試合が進んでいきますが、27分に北九州の永井選手に、43分に群馬の髙澤にトラブルがあり、両チームの1トップが前半で交代という事も有りました。
前半の群馬はシュート数が1、枠内シュートは0という結果です。稀にこれで2点や1点を取れているケースもありますが、今回の群馬はそれに当てはまらず0点で前半を折り返します。
後半開始してからは群馬もギアを上げて北九州ゴールへ攻め込みますが、群馬の時間ではあるもののなかなか相手からゴールを挙げる事が出来ません。
そしてそのまま試合終了となり0-1で敗戦となりました。これで群馬は4連敗、順位もFC岐阜が勝った為に抜かれて17位(勝点27)に後退です。18位の長野が勝点26、19位の讃岐が同25なので、結構差が詰まりました。連勝はしないけれど連敗もあまりしなかった今季の群馬ですが、ここにきての4連敗はちょっと厳しいですね。
この試合も立ち上がりのところで北九州の強めのプレスに押し込まれて失点するというところから始まりました。立ち上がりの失点についてですが、相手の入りも決して良くなかったので凌げましたが、そこを理解しているクラブはしっかり試合開始直後から圧力をかけてきていますし、多少のリスクを掛けてもGKまでプレスを掛けに来ていますので、そこの判断を自分達できっちり決めておく必要があるんじゃないかと思います。行くのかいなすのかが全体で曖昧になっているから、攻撃も守備も中途半端になって、失点に繋がっている様に感じます。
今週の練習は全日非公開でするそうですが、しっかり振り返りと準備をして次に挑んでくれればと思います。
次節に向けて
28節はアウェイ4連戦の最後になるガイナーレ鳥取戦です。
鳥取の前節は長野とアウェイで戦い1-1の引分けでした。その結果鳥取の順位は13位(勝点33)となっております。
群馬は目下4連敗中ですが、鳥取も現在4戦勝ち無し(2分2敗)という状況なので、チームの立て直しというところでも両チームとも勝利が欲しい状況であると思います。
鳥取との前回対戦は3月16日の5節で、その時はホームの群馬が2-0で勝利しました。
対する今回は鳥取のホーム。最新のホーム戦では福島に0-2で負けていますが、それまではホームで無敗(8勝4分)という成績でしたので心して挑む必要があります。
鳥取の特徴としては、チャンス構築率やシュート数といったところはリーグでは決して優れた数字ではないですが、シュートの成功率というところはリーグでも比較的上位というところ、守備面やGKセーブといった守備ポイントが比較的上位というところと、中央部分からの攻撃も比較的優れているところからみると、自陣中央部で相手の攻撃を引っ掛けて、そこから最短でのカウンターが得意なのかなとイメージします。
だとすると、群馬としてはミドルサードからアタッキングサード付近で不用意にボールを奪われないような組み立てが求められますが、今の群馬の課題は正にそこなので、そこの対応を群馬はどうするのか。いや、今季の群馬としてはそういうところには手はかけずに、自分達の武器を磨く方を優先するかもしれないので、正面突破でいくのかもしれませんね。それが出来るならそれが一番なので、期待したいところではありますが。
個人的には加々美や、新加入の山口(出られるコンディションであればですが)の出番に期待したいですが、どうなんでしょう。
その他
28節では他に注目の試合があります。群馬を挟んだ上下の16位FC岐阜と18位AC長野パルセイロの直接対決が有ります。この結果如何では群馬の順位にも影響があるので、無視が出来ない試合になりそうです。
それと安達が8月の月間ヤングプレーヤー賞に選出されましたね、おめでとうございます🎉最近の安達は守備だけでなく攻撃面でも目立ってきていますので、個人的にはさもありなんという感じですが、リーグ全体での選出になるのは意外でした。
とは言え安達には引き続き発奮してもらい、群馬のダイナモとして益々の活躍を期待したいと思います。
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