取り敢えず連敗は止まった。ここから這い上がろう。
振り返り
久しぶりのホーム戦となったリーグ第29節、群馬はSC相模原(以下:相模原)と対戦しました。
スタメンは前節から3人変更で、野瀬、瀬畠、青木が入りました。青木のスタメンは18節の金沢戦以来なので、約10節振り位という感覚になりますね。ベンチにはこれも久々のベンチ入りになった中野、玉城と小竹も少しだけ久々、山口は前節に続きベンチスタートです。
そして試合結果ですが、1-1の引分けでした。
得点は72分に相模原が先制し、90分に群馬は山口の得点で追い付くという流れでした。
群馬としては勝たなければいけない試合でしたし、勝てた試合だったというのが率直な感想です。前半から群馬は積極的に前への意識を持ってプレーをしており、ロングボールも効果的に使おうという意識がありました。セカンドボールのところもここ数試合に比べれば拾えていたので良かったです。相模原があまり組織だった前線からのプレスを仕掛けてこなかったのと、ゾーンの守備も比較的緩かったので群馬としてはプレーし易い試合環境ではあったでしょう。チャンスの数もこれまでの5連敗に比べれば築けていたように感じます。
しかしそれでも先制したのは相模原なんですよね。起点は相模原のFKですが、ハーフウェーライン付近という事で相模原はいったん自陣に下げます。ここで群馬はプレスの為にラインを上げるのですが、たぶんこれが組織的な上げ方じゃなかったっぽいのと(DAZNじゃ良く見えない)、ここは相模原の連携が見事としか言いようがないのですが、ワンタッチパスを4本繋げ群馬のDFを剥がして群馬の右サイドに広大なスペースを作り、綿引選手がそのスペースをドリブルで一気に突きます。そして最後は杉本選手に決めきられました。
この失点シーンは本当にお見事と言う他ないですし、こういう崩しが群馬の理想なんだろうなーというものを相模原に見せつけられた感じです。
その後も群馬には不幸が襲い、74分に交代で入った藤村が78分にレッドカードで退場します。
しかし1名少ないながらも群馬は攻勢を続けると、90分ついに同点ゴールが生まれます。
近藤が縦に山口へボールを出し、それを浮かせたボールで小竹に出すと、それを小竹が持ち上がりゴール前まで行き、最後は再び山口にパスを出すとPAの付け根辺りから山口が蹴ったボールはゴールに吸い込まれ、同点ゴールが決まりました。山口は昨年6月の沼津戦以来のゴールになるんでしょうかね、兎に角ゴールが決まって良かったです。
その後も群馬は攻め込みますが及ばずに同点で試合終了という事になりました。
さて、感想。
引分けではあったものの、個人的にはけっこう満足感の高い引分けというか試合内容でした。何よりも選手から戦う姿勢が見えていたのが好感度高かったです。
久々にスタメンで出場した青木がファーストディフェンスとしてプレスをさぼらずにかけ続けたところがポイントの1つに感じます。
他にはロングボールも混ぜた攻撃の組み立てにチャレンジしていたところも良かったです。幾らパス交換で狭いところを崩す攻撃的なサッカーといっても、攻め手がそれしかないんじゃ相手からしたら守り易いですからね。ロングがあってこそショートが活きると思います。
交代のタイミングはけっこう難しかった様に私は思います。内容としては良かったので、良い時は極力手を加えないという判断はあるので。しかも先に動いた相手が逆にバランスを崩すケースも往々にしてあるので。だからあのタイミングになってしまった事に対しては、個人的には理解は出来ます。強いて言えば青木は65分過ぎから強度が落ちてきたので、そこくらいですかね。
そして翌日行われた長野と福島の試合で長野が勝った事により、順位は18位に戻りました。19位の讃岐とは勝点差も得失点差もなく、得点数の差で順位が上という状況なので、立場としては非常に厳しいとしか言いようがない状況です。現実は厳しいですね。
これからは勝点だけではなく、得失点差もよりシビアな世界に入ってきます。
とは言え、私に出来る事は応援だけなので、これからも前向きに応援していきます。
勝てない事で色々と言っている人もいますしその気持ちもわかります、私も正直言いたい時はあります。が、それ以上に応援しているクラブを、そのクラブのサポーターから非難されるのが悲しいし、悔しいんですよね。
だからそういう姿を見たくないので、ザスパには何とか早く勝ってほしいんです!
Vamos Gunma! ¡Acepto el desafio!
次節に向けて
さて、次節となる30節はアウェイでFC岐阜(以下:岐阜)と対戦します。
現在の岐阜は勝点35で14位に位置しています。順位こそ凡では有りますが目下5連勝と、チーム状態は非常に良いといって差し支えない状況にあると思います。最近まで近い順位、なんなら群馬よりも少し下にいたと思っていたら、気付いたらあっという間に上の方にいるんですからね。
岐阜は7月上旬に監督交代をしていますが、交代直後は決して成績が良くなったといえる程ではなかったですが、ここにきてこの連勝なので、監督の意図が浸透してきたからなのか、夏の補強が上手くいったからなのか、まぁきっとその両者なのでしょうけれど。また、この監督交代から5連勝の間に、(当時)チームトップスコアラーだった粟飯原選手がJ2の水戸へ移籍もしています。
システム面でも4-2-3-1だったり3-4-2-1や4-4-2を色々と試行錯誤をしていた感がありますが、最近は4-4-2で安定しているので、今のところの最適解というのを結果でもって示しています。このあたりの柔軟さ(というより、挑戦しようという意欲)は見習うべき点かと感じます。
特徴としては攻撃全般のポイントは高いですが、その中でもシュートやチャンス構築といったところは高いので、組み立てとシュートの意識というところは高いのかもしれません。ただ、この辺りのデータもシーズン通してで、この5試合を抜粋したものではないですから、参考程度の数値でしかないと思います。
そんな目下絶好調の岐阜に群馬はどう挑むのかといったところですが、個人的には相模原戦で見せた戦い方で良いと思います。それで勝てるかどうかはまた別の話になりますが、勝の線が一番太く見えるのはあの戦い方だと個人的には考えます。そうすれば意外とポロっと勝ったりするんじゃないかなーと思ってます(笑)。楽観的ですかね😅
コメント