明治安田J3リーグ第7節ザスパ群馬vsギラヴァンツ北九州

振り返り

J3リーグ第7節、群馬はホームで北九州と対戦しました。

またしてもアウェイで敗戦を喫した群馬としては今季無敗のホームではしっかりと勝って、上位争いに踏み止まりたい、そんな試合です。

この週は水曜にルヴァン杯が行われ、群馬は長崎と対戦しました。結果は1-4で敗戦でしたが、試合は群馬が先制して後半に追いつかれて、延長まで行った結果力尽きて突き放されるといった内容でした。

結果としては敗戦という形でしたが、ルヴァン杯が今季初出場という選手もいた中で頑張りを見せた選手もおり、そういった選手が北九州戦で起用されていました。

さて、そんなルヴァン杯組も新たに組み込まれた北九州戦ですが、0-2で負けました。

またしても立ち上がり9分で失点しています。今季この試合までに負けた試合は3試合ありますが、そのうち2試合が立ち上がり15分以内での失点です。この試合でも立ち上がり不安定なところを北九州に見事に突かれてしまいました。

それでも群馬にも決して決定機は無かった訳ではなく、12分や39分にチャンスはありました。しかしそこで決めきれずにいると、62分に北九州の永井選手に決められて2点差に突き放されて万事休す。そのまま試合終了です。

ディフェンスの際のポジショニングの悪さや判断の悪さといった悪目立ちするところは沢山ありますが、それは監督、コーチ、選手といったプロである皆さんはご存知でしょうし、今季は攻撃に振り切っているので、それでディフェンスのところにあまり手を加えられていないという解釈を私の方でもしているので、多少のところは目を瞑ります。

しかしこの試合何が酷かったかというと、試合終了間際で群馬が負けているにも関わらずDFラインでパス交換をしているうちに試合が終わったというところです。まぁ確かに私が好きなNFLでもプレーをしないで時計を進めて試合を終了させる事はざらにあります。しかしそれって勝っているチームがする事なんですよね、あくまで。やっぱり負けているチームは足掻くんですよ。この試合の群馬にはそれが無かったのが一番残念ですし失望しました。

とは言え、ネガティブな事ばっかり言っていてもしゃーなしなので、良かったところを挙げます。

先ずはGKのキムジェヒ。ルヴァン杯でスタメン出場し、リーグ戦もスタメンで出てきました。失点はしていますけれど、それは選手とのコミュニケーションであったりするところもあると思うので、一概には彼の責任には出来ないです。彼の何が良かったかというと、キックの精度が非常に良かったです。ある程度狙ったところに蹴られていたので、そこは後方からのビルドアップという今季のテーマに沿った選手ではないのでしょうか。

次に野瀬。リーグ戦ではベンチ入りしたりして途中出場という事がありましたが、スタメンとしては今季初出場でした。ルヴァン杯の4失点、北九州の2失点。しかも両試合ともカードを貰っています。そういったところではDFとしては落第点なんですが、これもやっぱり彼に責任を負わせるのは酷だと思います。大卒ルーキーは即戦力の見込みでしょうが、特指でJリーグの試合に出ていた訳ではないので、今初めて大学とプロの違いに直面して多少戸惑いがある時期なのだと思います。じゃあ彼は何が良かったのかというと、縦への意識です。大畑や高橋に比べて縦方向へのボール出しが一番多く、個人的に『おっ!』と思わせる場面が多かったのが彼です。

以上の選手は目立ってよかった様に感じました。

次節に向けて

さて、次節はホームに宮崎を迎えます。

宮崎は前節鹿児島と対戦し1-1の引き分けでした。その結果現時点では勝ち点11で6位という順位です。群馬がコテンパンにされた鹿児島にがっぷり四つで組み合っての引き分けですから、まぁ間違いなく手強い相手です。小手先の攻撃サッカーでは返り討ちに遭うのが関の山じゃないでしょうか。

なんかシステムとかバランスとかそういう小難しいところは一切抜きにして、今一番勝利に対して気持ちがある、闘う気持ちを持った選手でスタメン組めないでしょうかね。勝てれば勿論良いですが、それ以上に気持ちがこもったプレーを求めます。リスクや責任回避の為のボール回しはポゼッションでも攻撃的でも何でもないです。そんなのは臆病で腰抜け以外の何物でもない。

Vamos Gunma!

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