普通のサラリーマンが脱サラして、地域おこし協力隊になる迄の話

プロフィール

サラリーマンとしての生活

20代の頃は2~3年働いては退職して、1年無職で過ごしていました

そして30歳を目前に中途入社で入ったのが最後の会社

最終的には10年近く在籍しており、20代とは違う生活になりました

入社当初は俗にいうけっこうブラックな会社でしたが、

私が入社した年に、日本を代表する企業のグループ企業となった事もあり

年々WLB(ワークライフバランス)が良くなっていきました

また、世間的には否定的な話の多い転勤が多い仕事でもありましたが、

自身が旅行好きという事もあり、そういった事も楽しんでいました

だって、会社のお金で全国に行けるなんて儲けもんじゃないですか(笑)

そんな訳でまぁ正直定年まで過ごせるだろうし、安泰だと思っていました

将来への漠然とした蟠り

ただ、それと同時にその仕事に対して一生の仕事に出来るとも思わない自分があったのも事実です

会社の定年が65歳になり、自分がその年齢になる頃にはもっと引き上げられているかもしれない

『じゃあその時どうする?一生の生業にして生きていけるか?自分(心の声)』

「いや、無理です」

ぶっちゃけそこまでの覚悟をもって取り組める仕事ではなかったんですよね

また、新たな転勤先の上司と不仲になりストレスから帯状疱疹を発疹した事や、

自分より遥かに優秀な同期や後輩の退職も重なって、

自分の内なる気持ちと真剣に向き合い、改めて今後の人生を問う様になりました

地方、自営業への思い

そんな事から徐々にサラリーマンで一生を終える生き方からは心が離れていき、

地方での生活を考え始めました

また、これも以前から若干思いをもっていたのですが、自営業への憧れみたいなのもありました

一生を使われる側の人生で過ごす事に対する不満もあったんですよね

私的にはそれが甲斐性のない人生だと思っている節があったので

若いというか中二病というか・・・

そして当時は世界規模で影響を与えていたCOVID-19の存在もあり

転勤もなく神奈川の横浜である程度の期間を生活していました

だから都会での生活に対してもある程度の満足感があったあったんですよね

そこで思い出されるのは、一時期転勤で生活をしていた熊本での生活です

バイクに乗る事が趣味なので、その時は雨さえなければ毎週の様にバイクで出かけていました

その時の楽しかった記憶はずーっと胸に残っており、

いずれは地方へ引っ越してまたそんな生活に戻りたいと思っていました

でも、地方でどうやって生活する?

とは言え、地方でどんな生活をするんだって話なんですよね

私みたいに何年も営業職しかしてこなかった人間が(笑)

だからまぁ、上にあるような疑問が出てくる訳ですよ

ネットで調べても、人に訊いても『地方には仕事が全然ない』そんな意見が多数なので

でもそこで諦めてもしょうがないので、もうちょっと調べてみました

すると『地域おこし協力隊』という、総務省が管理する事業がある事を知ります

なんでも地域の抱える様々な問題を解決する為の手助けをする組織だとか

そして3年間自治体から手当を貰い、課題解決に取り組むとの事

あぁ!これなら当面生活には困らないじゃん!問題解決!

そんな訳で地域おこし協力隊を募集している自治体を調べて、応募しました

四国への移住

そして四国のとある県に在る地方自治体への採用が決まり、移住決定です

『仕事を辞めて移住するか』と決心してからここまで約半年での出来事です

県どころか四国自体に縁もゆかりも一切ない

しかも結婚して1年も経っていない

まぁ傍から見たらけっこう無謀で無茶な挑戦なんだと思います

でも、だからといってやらない理由は私にはありませんでした

アレクサンドロス大王も言っています

『挑戦を続ける限り、あなたに出来ない事はないのだ』と

勿論移住をしたから挑戦は終わりでなく、

これは今後起こりうる数多の挑戦へのむしろ始まりでしかないとは自覚しています

3年後、そして更なる先を見据えてこれからも今の気持ちを忘れずにいたいと思います。


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