車両系建設機械の講習について

協力隊活動

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11月27日から12月1日までの5日間に、表題の講習を高知県林業大学校にて受講してきました。

この資格を取得すれば林業をする上で欠かせないバックホーを操作する事が出来、その他にもパワーショベルなんかの操作もする事が可能と成ります。

まぁ実際の林業でバックホー以外の車両系建設機械を操作する機会があるかは林業経験値低めの私には想像が出来ないのですが、とは言え業務外のお手伝いなんかで急遽必要になるかもしれないですし、色んなものを操作できるに超した事はないので、しっかり講習を受けました。

内容としては初日と二日目がほぼ座学で、二日目の最後の辺りから5日目最終迄が実技講習という中身です。

座学については今回の講師の方は教本通りにページを進めるといった内容だったので、ページを追うという意味ではけっこう勉強し易かった方でした。

技能講習なので当然最後に筆記試験もあるのですが、要点を抑えた教え方をして下さったので、お陰様で無事にパス出来ました。まぁこういった技能試験自体がある意味合格前提の講習、資格な傾向があるので、そういった意味でも結構気楽な心構えで座学は過ごせました。

そして実技については、2日目の最後の方に乗車した機械は講師の方曰くどうやら年代物の機械らしく、試験にも使用されなかったので殆ど割愛しますが、乗り方としては林内作業車と同じ様な操作性の機械で、これはこれで面白い機械でした。

そして3日目に乗車した機械ですが、バックホーに乗りました。

バックホーについてはこの研修の直前に少しだけ触らせてもらっていたので全くの初めてではなかったですが、とは言えまぁ初めて触ったといっても過言ではないですね(笑)

取り敢えず脇に在る2本のバーをどう動かしたらブームやアーム、バケットが動くのかを確認しながら操作するのですが、これがまた覚えていないとアームを動かしたつもりがブームだったり、バケット操作のつもりが座席が旋回したりとけっこうちぐはぐな動きになってしまって、最初は本当に苦労しました。ただ、数回乗って操作してある程度の操作を把握してみると本当に面白かったです。特に思い通りに土砂をごっそり掬えた時は気分が良かったです。

4日目はホイールタイプのショベルでした。

これについては現場にも無い物なので本当に初めて触るものでした!というか、このタイプの機械を林業で使用している現場ってあるんですかね?でも、事業体とかであれば使っていそうな気もしないでもないですが…

そんな訳で乗ってみた感想ですが、単純に走行が難しい!です。

難しい難しいってじゃあ何が難しいのかって話なんですが、運転操作が他の乗り物に比べて難しかったです。その難しさのポイントは前輪と後輪が分かれている事から、普段乗っている乗用車と曲がる時の感覚が全然違うんですよね。そういった意味ではバイクとは乗り回しが似ているところではあるのかなーと思ったりするところだけど、でもバイクともやっぱりちょっと乗り心地が違っていたりで。しかもめっちゃガタガタするしって感じです。

ただ、作業部分についてはアームとバケットの操作だったので、そこはバックホーよりも意識をしなくて済む分ちょっと楽でした。

そして最終日はショベルの実技を一通りもう2回程やって、バックホーとショベルの試験を行って終了という流れでした。

お陰様で試験には合格して講習は無事終了しました。

あとがき

今回の受講者は自分と同僚の他に、他の地域の協力隊が4名、夫婦で参加されていた方が2名の計9名での講義でした。

他の地域から来ていた協力隊の面々は一週間泊りでの参加と話していましたが、我々は車で片道1時間程度の距離なので毎日自宅から往復で参加していましたが、これがけっこう辛かったです(笑)。まぁ会社員時代はもっと早い時間に起きてましたし、もっと長い距離と時間を運転していましたが、そんな生活は暫くしていなかったので、久々だとやっぱり辛いですね。

この資格は林業の現場ではバックホーが恐らく中心になる資格な気もしますが、とは言え何か手伝いの際に役立つ資格ではあるのかと思うので、無事に取得出来て良かったです。

その他には一週間ずーっと同じメンバーで講習を受けていたので、最終日には全員とそれなりに話せる仲になり、色々な情報交換をする事が出来たのも収穫でした。

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