2026/27明治安田J3リーグ第3節 ザスパ群馬 vs レイラック滋賀FC

サッカー

後半から特に強くなった雨脚の中、現地で観戦された両クラブのファン、サポーターの皆様におかれましては心の底から「お疲れ様でした」と労いの言葉を掛けたいです。体調管理にお気を付けて下さい。

振り返り

さて、J3リーグ第3節が行われました。ザスパ群馬は再びホームでの試合で、J3初参入のレイラック滋賀FC(以下:滋賀)と対戦しました。J3初参入組は総じて序盤~中盤にかけては参入の勢いを以て駆けてくるので調子は良いですが、今季に関しては間に100年構想リーグを挟むのでどんなものかと思っていますが、前節アウェイで松本山雅FCに逆転勝ちし、天皇杯1回戦もJAPANサッカーカレッジに勝っているので、今シーズンもそんな傾向になるのかもしれませんね。

さて、今節の登録メンバー

スタメンでは瀬畠と田中が今季初スタメン、ベンチは貫と前節退場の中野がoutで小柳と風間が登録されました。風間に関しては水曜日の天皇杯でも良いところがあったそうなので、そういった意味での登録でしょうか。

そして結果・・・

2-3で敗戦しました。

取り敢えずは後半から特に強くなった雨脚の中、現地で観戦された両クラブのファン、サポーターの皆様におかれましては心の底から「お疲れ様でした」と労いの言葉を掛けたいです。体調管理に気を付けて下さい。

ざっくりとしした試合内容としては、ザスパ群馬は前半に3点先制されて、後半2点返すも2-3で負けました。

これでザスパ群馬は開幕から3戦勝ちなしの3連敗、順位は最下位です。

さて、感想。

ミッドウィークに開催された天皇杯1回戦は普段とは違うメンバーが出場し、その中で出間が2得点を奪う活躍をし、見事3-1で勝利しました。これでリーグ戦に弾みがつけば…と思っていたのですがね。

滋賀のシステムは予想された通りのオーソドックスな4-4-2で、試合を通した中で4×4の組織だった守備とソリッドなマンマークを使い分けた守り方をしていました。

しかし、試合の入り自体はザスパ群馬の方が良く、開始20分でザスパ群馬がシュート3本に対し滋賀が1本と、ゲームを支配していたのは明らかにザスパ群馬の方でした。ここで私が前回の『次節に向けて』でポイントに挙げていた”決めるべきところで決める”を実行できていれば、ゲームの流れがもっと違ったものになっていたのかと思います。

しかしそれが出来なかった結果、滋賀に先制点が生まれます。

22分にセットプレーの流れから、押し込まれて失点します。ザスパ群馬としては自分達のゴールに向かう形で守備しなければならない場面でしたので対応が難しかったですが…、相変わらずセットプレーの守備は課題です。

次の失点は26分、相変わらず連続失点癖が改善されません。自陣でボールを奪われゴール前に浮き球を上げられると、先制点を取った坂本選手がザスパ群馬のDF2枚を引き付けた上で見事なポスト役をこなしてフリーの三宅選手にパスを出すと、三宅選手が見事にグラウンダーのミドルシュートを突き刺しました。近藤はブラインドで反応が遅れたのか、準備をしていなかったのか。いずれにせよ三宅選手のシュートは素晴らしかったです。ザスパ群馬の選手もこれくらい思い切ったシュートをして欲しいと思います。(その後風間がやってくれますが)

そして38分ですが、ここまでで2点先制している滋賀が、なんと前半のこの段階で選手の2枚替えを行います。リードを許しているザスパ群馬ならともかく、2点リードしている滋賀がここで選手交代をしたのは非常に謎ですが、この交代が3点目に繋がります。

滋賀の3点目は44分、38分の交代で入ってきた北條選手が決めます。先ず北條選手の左足のコントロールショットが見事です、ボールを受けてから一回溜めを作って山原と近藤の動きや位置を確認してニアをぶち抜くシュートを決めました。カウンターを食らって3対4の場面だったのでザスパ群馬としては守備が難しい場面でしたが、必ず決められるという場面でも無かったので、落ち着いてシュートコースを無くす守り方が出来たのかとも思います。

ザスパ群馬は後半開始と共に選手を2枚替えし(田中→中島、相馬→野嶽)、雰囲気を変える努力を行います。

すると50分に左サイドの野嶽からゴール前にクロスボールが上げられ、小西がゴールを決めるもオフサイドとなりました。

83分には風間が、89分にはイクサンが加入後初ゴールを決めますが反撃はここまで、2-3で試合終了となりました。

野嶽さんに関しては、何で今までリーグ戦で出番がなかったの?って感じです。クロスの質も良いですし、気の利いたポジション取りが出来ていますし。

風間さんもさすがベテランと言ったところでしょうか、セットプレーの質でもやっぱり一番期待感があります。青木さんや風間さんみたいに動けるベテランがピッチに1人は居て欲しいと感じました。

気になったところ

1つ目は滋賀の最初の選手交代について。

先制した滋賀が何故怪我でもないのに前半38分に選手を2人交代したのか。ここでは特にシステムを弄る事はしないで、そのまま交代した選手が同じポジションに入っています(左SH山口選手→北條選手、CHロメロ選手→田部井選手)。

考えられる理由としては、2点リードした事で中盤の運動量と守備強度を上げたい、前掛になる相手に対してカウンター精度を高めたい、の2点が考えられます。前者の交代としてはロメロ選手→田部井選手が挙げられ、後者は山口選手→北條選手というところでしょうか。

だとしてもですよ、理屈では理解できるけれども、前半でこの交代を出来る胆力。交代枠もありますし、不慮の怪我も考えなければいけない、その中でこの決断を出来る判断力と実行力、角田監督はクレバーな勝負師と言う他ありません。お見事!

そして結果的にこの交代が奏功して前半の内に滋賀が3点目を獲得します、しかも交代して入った北條選手の得点で。北條選手は前節の松本山雅FC戦でハットトリックをかましていますので、勢いと自信があったのでしょうね。

沖田監督に求めるのは、時としてこういう非情と受け取られかねない判断を出来るかというところです。今節はHT終了後に2枚替えをしましたが、前節だってそれをすべきだったと考えます。

2つ目は果たして2トップが良いのか。

先ず現実として中島とイクサンの2トップになってから2得点しているという事、そこは考慮されるところだとは理解はしています。

ただ、相手が3点リードをしている試合終盤、しかも慣れない大雨の中でのプレーだった、そして肉体的な疲労といった要因を考慮しなければなりません。そう考えると、2トップだから点が取れる、勝てると考えるのは個人的には安直だと考えます。

個人的にはイクサンや中島を1トップにした4-3-2-1なんかが見てみたいですし、意外と機能する気がするんじゃないかと考えます。

ただ、現在の中盤過多な戦力を考えると、4バックは現実的ではないのでしょうね。

次節に向けて

リーグ戦第4節はアウェイでAC長野パルセイロ(以下:長野)と対戦します。

長野は3試合を終えて2勝1敗(勝点6、得失点差0)5位です。100年構想リーグではEAST-Bで10位、得失点差▲18はリーグ全体(40クラブ中)でワーストタイの成績でしたが、その結果を踏まえて(というか100年構想リーグを活かして)新シーズンに準備してきたと言ってもいいのではないでしょうか。

監督は100年構想リーグから引き続き小林監督が務めていますが、流石のチーム作りと言う他ありません😅

システムは滋賀と同じ4-4-2がベースになります。小林監督も守備の整備をするのが得意な監督なので、確実にザスパ群馬のウィークポイントを突いてくる守備をしてくるでしょう。

ザスパ群馬としては、その守備に対してどうやって上回るかという事を前提に考えなければなりません。ザスパ群馬が目指す、そしてカルチャーとして根付かせたい『攻撃的なマインド』というものをどう表現するべきなのか。

自陣での横パスの多さ、GKからのビルドアップ、その事についてはもう今更言いません。攻撃的なマインドを目指すと言いつつ、やっている事が疑似カウンターっぽい事についても何も言いません。

ただ、やるんだったらもっとスペースに飛び込む動きや、動き出しながらボールを貰うだとか、能動的なアクションを取ってこうよ。足元で貰うだけじゃ前進なんて出来ないし、相手も守り易いんだからさ。ザスパ群馬に必要なところはそこじゃないかな。

その他

①新選手加入

グニルがトレーニング(?)で、シルヴァンが天皇杯で故障したっぽいので、その補強ですかね。加入発表があまりに早かったのでびっくりしました。

CBと左WBを出来るそうなので、今の状況だと直ぐに出番があるでしょう。活躍を期待しています!

②天皇杯2回戦について

次は26日(水曜日)に、J1の東京ヴェルディとアウェイで対戦します。メンバーは1回戦の時と同じメンバーが中心になりそうですが、どうなんでしょう。

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