2026/27明治安田J3リーグ第15節 奈良クラブ vs ザスパ群馬

サッカー

互いに”攻撃的サッカー”を目指していたクラブですが、現在地の差を見せつけられました

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J3リーグ第15節、ザスパ群馬はアウェイで奈良クラブと対戦しました。

スタメン

元奈良クラブ3人衆がスタメンで揃い踏みです。

前半終了時スタッツ

ボールポゼッションが全てでは無いですが、枠内シュート数や得点差を見るとどうみても圧倒されている印象です。

試合終了後スタッツ

順位表

順位に変動はありませんが、19位と20位が勝利した為に勝点差は詰められました。

※ロアッソ熊本対FC大阪戦は翌日開催の為暫定

感想

前節の『次節に向けて』で守備重視の1つとして書いた『WB貫、ピボーテ神垣』のセットで来ました。更には安達まで起用するという、まぁある意味で私の描いた布陣では来ました。ただ、結果としては非常に残念なものとなりました。

今シーズン初スタメンとなった安達ですが、試合勘の問題なのか指示の問題なのかわかりませんが、攻撃面はおろか彼の持ち味である守備の所でも”らしくない”です。1失点目は岡田から安達へのフィードのところを森田選手に潰されてボールを奪われ、最後は川西選手に決められるという形でした。以前の彼であれば取られても奪い返すくらいのファイトをしていたはずですが、この場面では奪われた後の動きがどうも緩慢に見えました。期待している選手だけにこの場面は非常に残念です。

ただ、その失点の場面については安達の動きの他にも残念なところがあって、何故川西選手があの場面でフリーだったのかという事です。直前の立ち位置的には玉城が見ていたっぽいですが、森田選手が運ぶ動きをみせると玉城は川西選手のマークを外して森田選手に注意を向けます。玉城の立場として考えられる事は色々ありますが結果的にその動きでゴール前の川西選手がフリーになり、プレッシャーを感じる事もなく楽にシュートを打たせてしまいました。しかもその近くには同じくフリーで佐藤諒選手もいたというオチ。

貫と神垣の所は個人的には悪くなかったと思います。2失点目は貫の裏を取られて(いわゆるポケットを取られるという形)ってやつですが、点を取りに行く為にラインを上げるのは当然で、更にその相手がJ3屈指のアタッカー(何ならJ2やJ1レベル)である川﨑選手であれば、個人で対応するのはちょっと限界があるでしょう。そして何よりも川﨑選手の動き出しに完璧に合わせた石井選手のボール!あの得点場面に限ってはあそこで決まったと言っても過言ではないでしょう。

なので神垣&貫のところは与えられたタスクは遂行し、破綻はしていないというのが私の印象です。

3失点目はこれまた森田選手が起点で、ザスパ群馬DFの裏をついて安藤選手を走らせる見事な配給を見せつけました。失点して点を取りに行く為にラインを上げて、そしてそのラインの裏を取られて失点するといういつものパターンで、今更コメントの必要はありません。

その後も奈良クラブの攻勢は続きましたが、奈良クラブの選手の点を取りたい気持ちが空回りしていたのか失点せずに済みました。もし現役時代の大黒監督が出ていたのならば、後半だけでも彼1人で3点くらいは取っていたでしょうね(笑)。

いい加減「入りは良かった」は止めましょう、前節と比較してザスパ群馬がスタメン6人変更に対し、そもそも奈良クラブは1人だったんですから。

また、試合中の選手の動きを見ても、いったいどれだけフィールド内で、チーム内で考えが共有されているのか疑問を感じざるを得ません。まぁきっと無いんでしょう、でなければあれだけちぐはぐな動きを選手もしないと思います。選手のプレーの迷いについては、きっと勝てていない事も影響しているとは思います。カマタマーレ讃岐戦だって、勝ったはいいものの内容的に満足できるものではなく、自信がつくような勝ち方ではなかったですから。

とはいえこの試合でも数少ないファイティングポーズを取っていた選手はおり、そのうちの1人が途中出場の松本。この試合でも自慢の走力でフィールドを走り回っていたのは目に着きました。もういっその事、イクサンと松本の2トップでも組ませてみたらどうでしょう。もしくは田中&松本や青木&松本みたいな組み合わせ。1対1に強いイクサンや田中にポストを頑張ってもらって、松本にはその周囲を衛星のように走ってもらう。何かその方がシュート機会は増えそう。

次節に向けて

次節はホームでFC大阪と対戦します。

FC大阪の成績は7勝3敗5分で勝点は26、順位は6位です(15節ロアッソ熊本戦後の成績)。得点は25で失点は15、得失点差は+10です。

FC大阪はフィールド外ではとかく問題があるクラブですが、フィールド内に関しては安定した強さを誇るクラブです。監督が変わっても、選手が変わっても変わらない強さの秘訣はなんなんでしょう。そういった意味ではFC大阪というクラブはフィールド内ではしっかりとしたフィロソフィーというものがあるのでしょうね。

前節はホームでロアッソ熊本と対戦し2-1で勝利しています。後半に先制しますがその後追い付かれ、後半ATに伊佐選手のゴールで勝ち越しに成功して試合終了という感じです。勢いをもったまま対戦しそうでちょっと嫌です。

FC大阪の基本システムは4-4-2で、スタイルとしてはボールポゼッションには拘らずに、サイドを使った縦に早い攻撃から精度の高いクロスで点を取るという感じっぽいです。たぶんザスパ群馬が主とする3-4-2-1だとポケットを使われて惨事になりそうな気がします。

奈良クラブ戦では守備時に4-4-2をセットしていましたが、練度の低さを奈良クラブにいいように使われていたのでこっちも見てられませんでした。ただ、FC大阪相手だとミラーマッチに持ち込んで我慢比べからのラッキーパンチの方が勝率は高そうかなぁ…。

FC大阪はセカンドボールとトランジションに強味があるので、ロングボール主体の縦に早い攻撃だとちょっとザスパ群馬は苦戦するかもしれません。FC大阪の出方次第ですけれど、セカンドボール勝負にならないような状況を作る事が出来れば、ザスパ群馬とすれば勝機を上げられると思います。

そして他に気になる事が、前節19位のカマタマーレ讃岐と20位の高知ユナイテッドSCが揃って勝利したことで、勝点差を詰められたという事。まぁ今の時期の順位には何の意味もありませんが、監督や選手もどれだけその意識を持ってプレー出来るかというところになると思います。相手はFC大阪ですが、見えない相手とも戦わなければならないといったメンタル的なところも問われる試合になります。

¡Acept el desafio!¡Vamos Gunma!

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