アウェイで1,000人超の動員はさすがです。鶏めしも早々に売り切れたみたいですね。
振り返り
ザスパ群馬は湘南ベルマーレ(以下:湘南)と対戦し、0-2で負けました。これで通算成績は1勝1PK勝1PK敗4敗で勝ち点6、順位は8位に下がりました。
この試合はスタメンに下川が入り、貫がベンチに回りました。今季はここまで下川&加々美が常にセットで起用されてきましたが、今回初めてセットが崩れました。
さて、感想。
前節の横浜FCに続いて今節も湘南という25年J1だったクラブとの対戦でした。前節横浜FC戦はJ1のプレッシャーを云々みたいなコメントが目立ちましたが、今節は自分達の色も出せたという意見も目立ちました。確かに前節程には押し込まれたというか、何もできなかった的な雰囲気は減少した印象です。
ただ、だからこそ問題は根深いのかなと。理由としてはそもそも複数得点を取った段階で一旦クールダウンするのは普通の事だからです。それは前節横浜FCでもそうでした。そしてその相手がクールダウンしたところを押し込んだ事に対して『通用していた』と評価している意見があるのが先の『どうなのかなぁ』という漠然とした違和感の正体ではないかと考えます。
更に言うと湘南側としては群馬に押される(ボールを持たれる)事に対してそこまで脅威を感じていなかった事です。群馬は特に後半に対して自分達のペースの時間もあった、ゲームを支配していた時間もあったとポジティブなコメントが目立ちましたが、湘南の監督や選手のコメントを見る限りそれは全然想定内であったんですよね。つまり群馬の立ち回りには意外性がなかったという事になります。
確かに今節の群馬の攻撃も意外性は少なかったです。前節の反省を踏まえて相手の裏を狙ったロングボールやサイドを変える意識はありましたが、基本的には従来通りGKからパスを繋いでビルドアップをしていくスタイルでした。ボール保持を高めて攻撃に厚みを持たせ、同時に再現性も高めると言うのが群馬のスタイルである以上、そこはブレてはいけない軸という事になります。
しかしそれだけに最初から戦術が相手に漏れているので、対策も立てられ易いというリスクがあります。そして元J1クラブがそういった弱点を突いてこない訳がありません。2戦とも個で上回る相手がパスコースを切りつつマンマークで張り付いてくる守備をしていたので、なかなか効果的な縦パスを入れられずに群馬の攻撃は停滞をしている場面が多くみられました。
なので個人的にはもう少し意外性のある崩しというものが必要だと思うのですが、まぁそこは監督&コーチ陣に考えがあるのでしょうから、素人の私がとやかく言うのは烏滸がましいですね。
また、守備面でも群馬のリスクを強かに突かれました。1つはWBが上がった後ろに出来た空間を効果的に使われました。この試合の1失点目がその象徴で上がっていた松本の後ろと野瀬の脇にある空間を効果的に使われましたが、その他にも多くの危機はその位置を効果的に使われたものでした。神垣がそこを見ている事が多いですが、対応がワンテンポ遅れている印象が強いです。それは神垣が云々というより、単純に神垣のタスクが多すぎるんじゃないかというのが私の印象です。
そしてリスクのもう1つはボールを繋ぐために高い位置にいるGKの裏をかいたミドル、というかロングシュートです。横浜FC戦の1、2失点目、湘南戦の2失点目がそのケースです。J3ではなかなかこの距離を正確に狙える選手も多くないですから昨季はこういった失点は多くなかったですが、個の力が上回るJ1やJ2トップクラスのクラブだとこういった場面は抜け目なく狙ってくるという事が示された例です。
とは言えです、こうなる事は承知の上で今のスタイルを磨いていると思うので、クラブや選手を信じる以外はありません。

ゴール期待値を見てみると湘南よりも群馬の方が高いですが、結果としては0-2という結果です。言ってしまえばゴール前のクオリティの差なんでしょうけれど、期待値が低い中で決めきる個の高さ、つまりは山田選手を褒めるべきところなのでしょう。また、結果的にオフサイドにはなりましたが、更に2回程ゴールネットを揺らされているので、現実としては色々なところで差があったという事なのでしょう。

スタッツ的には本当に五分五分ですが、上に記述した様にスタッツ以上に差を感じました。
次節に向けて
さて、次節は栃木SCとホームで対戦します。栃木SCは前節栃木シティと対戦して3-2で勝利し、勝点を6にして順位を群馬の1つ上である7位に上げました。栃木SCも決して調子がいいとは言えませんが、J2の栃木シティ相手にダービーを勝った事で流れが変わったかもしれません。
栃木SCは栃木シティ戦前の2戦は無得点が続いていましたが、栃木シティ戦は効率よく前半で2得点を決めて、後半に1点追加し(2失点するも)勝ち切りました。
この試合で面白いのが栃木SCは1回もコーナーキックを得ていないという事です。それでいながら3点を取って勝つというのは、まぁなかなか面白いというか凄いというかという感想です。支配率はシティの方が高かったですがそれでいてシュート数と枠内シュート数はほぼ互角というんですから、効率よく精度の高い攻撃としぶとい守備がかみ合った戦いを出来たのでしょう。
得点者を見てもシティ戦で西野選手が2得点を挙げた事で通算3得点となりチーム内得点王になっていますが、その他にも5選手が得点を挙げているので、どの選手でも得点が出来るという強味がチーム内にありそうです。
ただ、だからといってザスパ群馬が負けてもいい理由にはなりません。この2戦は前年J1だったクラブと対戦し、間違いなく今までとは違うワンランク上の強度というものを実戦で体験しました。今度はその体験を経験にして、次の戦いに活かすしかありません。
栃木SCは誰でも点が取れるというものの、(データ上)攻撃の起点自体は左サイドの川名選手が担う事が多いので、群馬の右サイドと栃木SCの左サイドの攻防が1つの鍵になりそうです。群馬の右WBは松本が務める事が多いですが、お互いが如何に相手のWBの裏をとれるか、そしてCBを釣り出してPA内にスペースを作る事が出来るか、そしてPA内に出来たスペースに如何にボールを供給できるかが勝負の鍵になると私は考えます。
とにもかくにも内容よりも勝ちが求められる栃木SCとのダービー、一戦必勝で勝ち切って今後の戦いに弾みをつけたいところです。
¡Vamos Gunma!

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