クラブとしてこの100年構想リーグで積み上げてきたものの差が出た試合でした
振り返り
湘南ベルマーレと横浜FCに2連勝した勢いをもって挑んだ、首位ベガルタ仙台とのホーム戦。
試合結果は・・・
試合終了
— ザスパ群馬/THESPA GUNMA (@OfficialThespa) April 29, 2026
🏆明治安田J2・J3百年構想リーグ 第13節#ザスパ群馬 1-3 #ベガルタ仙台
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1-3で逆転負けを喫しました。
38分に幸先良くFKから大畑の群馬加入後初ゴールで先制しましたが、後半に選手交代で攻撃のギアを上げてきた仙台が8分間に3得点という得点ラッシュで一気に逆転まで持って行きました。リーグ首位の強さと意地を実感させられた後半45分の出来事でした。
【明治安田J2・J3百年構想リーグ 第13節】#ザスパ群馬 🆚 #ベガルタ仙台
— ザスパ群馬/THESPA GUNMA (@OfficialThespa) April 29, 2026
⏰14:00KO 🏟#正田スタ
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これが今節の登録メンバー。中3日の試合ですが前節からの変更はスタメンの1人で登録メンバー自体は前節と全て一緒、仙台はスタメンを6人変更しベンチも含めた登録メンバー全体となると9名の変更を行ってきました。

ゴール期待値0.21に対して2.06ですから結果としては順当ですね、横浜FC戦の様な事はなかなかないという事です。前半終了時点でザスパ群馬はシュート数4の枠内シュート3という結果に対し、試合終了時点ではシュート数5で枠内シュートは3で変わらずです。ボール保持率が前半47%に対し終了時点で49%と上がっているという事は、如何に押し込まれて持たされていたかという苦しさを表していますね。
さて、感想。
試合開始してから暫くはグループ首位のベガルタ仙台(以下:仙台)相手にしっかりと戦えていて、セットプレーから先制点を取れたのも良かったです。ただ、逆にそれくらいしか良かったところがないというのが感想です。
この試合のアタッキングサイドのデータを拾えていないので正確なところはわかりませんが、感覚的にはサイド攻撃をしっかり封じられた印象です。最近の群馬の攻撃は右WB小西が鍵になっていますが、この試合に関してはその小西を自由にさせない仙台の守備が効いていました。距離を詰めて小西をスピードに乗らせない位置取り、DFの裏をとるダイアゴナルランも位置取りでそもそもパスの出し手にその選択肢を与えない守備をされた印象です。
そのせいか左サイドの田頭のクロスが多く感じましたが、群馬の左サイドはファルザンの時はともかく、田頭や田中の時はクロスよりもフィニッシュワークを期待で起用されている感があるので、この両名が起用されている時にこのサイドからのクロスが多い場合は、昨年を振り返っても群馬の攻撃が手詰まりしている印象を拭えないです。
あとは決定的な違いを感じたところは選手交代というか、選手層というか、この100年構想リーグに対する監督の考え方の違い、かもしれません。
先にも挙げた通り、ザスパ群馬は中3日の試合に対して登録メンバーは変更なし、仙台は6名のスタメン変更と3名の登録変更を行ってきました。
仙台は森山監督が元々育成出身で選手育成が得意なところに、更に100年構想リーグという昇降格無しというレギュレーションも関係して、毎試合の様に細かな登録メンバーの変更を行い色々な選手に実戦経験を与えて試合を消化していますが(最近は不動のGKポジションにも手を入れていますね)、それに対して沖田監督はほぼ固定した選手を起用し続けています。これに関しては印象ではなく事実の指摘です。
そしてその影響が後半に徐々に(そして確実に)出てきたのは必然です。恐らく仙台としては前半リードされる展開はある程度想定していたでしょう、少なくとも1点差であれば御の字に考えていた雰囲気があります。だからこそ後半開始と同時にベンチで休養を与えていた攻撃の要を躊躇なく2枚同時に投入するという交代を出来たのだと思います、それこそが『ここから反撃を開始する』というベンチの合図そのものですよね。そしてその後も61分に更に攻撃のカード2枚を入れて群馬に対して攻撃の圧を増やしていき、最終的には73分から80分の間の8分間で3得点を奪って逆転に成功し勝利しました。
対して群馬はというと、そりゃ選手の口からは「連戦の疲労は無い」というでしょうけれど、毎試合ほぼ固定された選手で戦っている以上、どうしたって仙台より疲労の影響は出てきます。それは体力的なところもですし、頭脳的なところもです。どうしたって体の切れも判断力も鈍くなります。時間が経つにつれて明らかに疲労が出て全体の動きが鈍っている群馬に対して、攻撃のギアを上げられる選手をフレッシュな状態で一気に投入して試合を決するという覚悟を統一した仙台が圧を掛けて来れば、まぁ遅かれ早かれ群馬の守備が決壊するのは目に見えていた結果です。ザスパ群馬はそれに対して有効な手立てが無いんですから。選手交代を見ても意図は有るのでしょうけれど、傍から見る分にはある意味いつも通りの予定調和の選手交代ですもの。
失点したあたりから後方でのパス回しが増えて以前の群馬に戻ったという意見も見られましたが、それはそうです、そこが今のザスパ群馬の立ち返る場所であり原点なんですから。後は単純に先に挙げた要因から前への推進力を無くしてしまったという理由もあるでしょう。
以上の事から、前半1-0でリードしていたものの後半の逆転は個人的にはある程度見えていた結果でした。群馬サポのくせに冷めてるなと言われるかもですが、そういう人間性なのでしょうがないです。心のどこかではその結果が裏切られる事も期待していたのですがね、残念です。
とは言え大畑の群馬加入後初ゴールは純粋に嬉しいですし、2試合連続でセットプレーから得点を取れているというのはポジティブなところでもあります。どうしてもセットプレーからの得点力が見劣りしているのがザスパ群馬なので。
次節に向けて
さて、次節はこれまた中3日で試合があります。今度はアウェイでヴァンラーレ八戸(以下:八戸)との試合になります。
八戸は前節はアウェイで横浜FCと対戦し1-4で負けています。試合内容や選手についてはまだ調べていないので解らないです(笑)。順位としては勝点15で7位です。群馬が勝点13なので勝利出来れば逆転可能な勝点差です。
ザスパ群馬としての鍵は、とにかく選手交代に尽きると思います。沖田監督は以前「起用するのが怖いという選手はいない(4.12栃木SC戦プレビュー)」と仰られていましたが、実際に起用する選手に関してはほぼ固定しており幅がありません。私はどうしてもその発言と行動に齟齬がある事が気になるのです。
他のクラブは100年構想リーグでの勝ち負けだけではなく、その先にある26-27シーズンを見越して選手の見極めを含めた全体的な底上げを図る為の起用をしている中で、ザスパ群馬はとにかく主力選手の連携を深めて磨く事に専念している印象です。
考えとしてそれ自体は否定しないですが、主力選手に不測の事態が起きた場合はどうするのか等といった事に対してのアプローチが見えてこないのが良くないです。仮に足りないピースを26-27シーズンが始まる前に埋めようと思っても、そもそも全ての選手の特性を見ていないのに足りるも足りないもないんじゃないかというのは素人考えなんでしょうか。まぁでもそうなんだろうなぁ、素人考えか。私は現地で練習を観る事が出来ないので、もしかしたら今節登録されているメンバー以外は全員怪我か何かで離脱していて、物理的に選ぶ事が出来ないという事情があるのかもしれないですしね。それならば仕方ないです、はい。
あと、『与えられるものではなく、奪い取るもの』という意見もありますが、それに対して私は否定はしません。少なくとも通常レギュレーションであればそれは尤もだと思うので。しかしながら今のレギュレーションはある意味で与えられてしかるべしだとも思います。例えばJ1の東で単独首位の鹿島アントラーズ、登録選手33名(クラブHP選手参照)の内、出場選手は25名で75%の選手が出ています。そしてGKを除いた出場率でいうと82%になります。これだけ強いクラブですら選手起用を幅広く行っているにもかかわらず、群馬の現況はどうなのか。そこがどうしても引っかかってしまいます。
泣いても笑っても100年構想リーグは残り5試合です、大事な実戦の機会をどう生かすかという話ですね。

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