ツーリングに出掛けてきました

趣味の話

今回は高知県道264号(坂瀬吉野線)そして愛媛県側では愛媛県道126号を北上して愛媛県道6号に出るとr6&r47を新居浜方面に向かい、新居浜市街に出たらr13を伊予三島方面に進んでその後はR11→R192→R439で自宅へ戻るといったルートで出掛けてきました。

県道264号は本山町の吉野を起点に県境の坂瀬までを結ぶ路線で、高知県側では汗見川沿いに展開しています。

因みに起点となっている本山町の吉野は四国の水がめと言われる早明浦ダムの麓にある地区で、高知の嶺北地域では比較的栄えている地域でもあります。

そこから汗見川沿いに幾つかの集落を通過しながら道路は進んでいき、瓜生野集落の外れにある白髪山ふれあいの村休養センターを過ぎたあたりからはほぼ完全に人家は無くなります。因みにこの辺りの汗見川流域は古くから林業で栄えた場所で、土佐藩が財政難の折には白髪山の檜を切り出し大阪まで舟運し販売する事で、財政難の危機を救ったなんていう話もある場所です。その縁で、大阪には白髪の地名が有るらしいです。

そして集落を過ぎてから冬の瀬というバス停の看板を過ぎてから坂瀬へ向かう本格的な山中路になるのですが、これが意外と整備されていて車線は細いものの路面は比較的綺麗で走り易かったです。

そして高知と愛媛を道路で繋ぐ白髪隧道ですが、これがトンネル内の明かりが無いのは勿論、反対出口からの光も差していなくて、中は漆黒の闇でめっちゃ怖かったです。

時間はまだ10時半とかだったんですが、その時間帯で真っ暗なんですから夕方とかには絶対来たくない場所です。

トンネル前で一息入れて覚悟も決めて突っ込むと、本当に真っ暗で歌を口遊みながらじゃないとマジで怖いというか、異世界にでも連れていかれるんじゃないかと思うくらいの怖さでしたが、暫く走ると反対側の光が見えて、出口から出ると現実世界だったので一安心しました。

かの文豪、川端康成は『国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった』と小説『雪国』で書いていましたが、私は見慣れた景色の現実世界に抜ける事が出来て、ある種の感動を覚えました、はい。

そして愛媛県側では県道126号になる道ですが、これが高知県側と違って愛媛県側の道路状況は酷いのなんのって感じです。路面がガタガタで落ち葉が舞い放題で路面中央部には苔むしているのが当たり前といった状況なのですが、舗装されていれば良い方で、途中5か所ぐらい舗装されていない場所が有ったりと、まぁ走り難いったらありゃしない道でした。さすがにこんなところでタイヤをパンクさせる訳にはいかないので、走りも慎重にならざるを得ないですし(そもそもGSR250ってオフ車じゃないし)、トンネル内とはまた違った意味で恐怖を感じる道でした(笑)。

県道126号を進むと県道6号にぶつかるので、今回はここから三島方面ではなく新居浜方面へのルートを選択します。そうする事でかつて銅山で栄えた別子を通過する事が出来ます。(とは言え、結局別子には立ち止まらずに通過して、そのまま市内へ走り抜けるのですが)

富郷ダムの少し下流には藤原大橋という赤銅色の美しい橋が架かっています。

そして鹿森ダムからは青龍橋という見事なループ橋を眺める事が出来ます。

r47を行ききり新居浜市街に出たら今度はr13を三島方面へ向かいます。

この道は最初は市街地を貫くなんて事のない道なのですが、市境が近付く様な場所まで進むとちょっとした峠越えの道になり、景色の素晴らしい道でもあります。

そして峠道を下って少しし進んだところにある『ミニョンミニョン』さんでお土産を購入して、帰途につきました。

そうそう、今回はJR土讃線の土佐穴内駅に立ち寄ったんですが、ちょうど普通列車が入線するタイミングに立ち会えて、凄くラッキーでした。

白髪隧道とr126を走行最中は参ったな~なんて気分にもなったりした瞬間がありましたが、それ以外の道は総じて走り易かったり、走っていて楽しい道ではあるので、満足のいくツーリングを今回も出来ました。次はどこに行こうかな~。

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