はじめに
6月いっぱいで地域おこし協力隊を終了して約2か月が経ちました。
今は何をしているのかと言うと、これまで地域おこし協力隊期間中にアルバイトをしていたところで正社員として働いています。
そこはどんな事をしているのかというと、四電工の協力会社として電線や電柱の整備とはまた違うのですが、そういったものの邪魔になっている支障木の伐採や、邪魔になりそうなカズラやタケノコの早期伐採なんかを行っています。
「え!林業の地域おこし協力隊だったのに林業をしていないの!?」と思われるかもしれませんが、まぁなかなかそうは上手くいかないのが現実というところです。
全然違う地域から移住してきた人間が林業の施業地(木を切る土地)を確保するというのは、例え”小さな林業”や”半林半X”程度の規模のものでもなかなか難しいのが現状です(これはまた別に書くかもしれません)。
ただ、今の仕事を続ける事で地域おこし協力隊で学んだ林業の技術は無駄にならないですし、町内(そして時には町外にも)の色々な場所に施業で行く事があるので周辺地域に詳しくなり、人付き合いもより広げられますし、将来の施業地確保にも繋がるのではないかと考えています。
決して目的に対して近道ではありませんが、私的にはこの選択というのは大いに”アリ”だと捉えています。
『目立たない=失敗』ではない
どうしても協力隊の終了後という話は『起業して毎日楽しくやっています!』という成功例や、『何も出来なくて結局他に引越しました』とかネガティブな話のけっこう両極端な例が取り上げられます(まぁ極端だから取り上げられ易いって事もあります)が、多くの隊員というのは自分みたいに地味(?)に生活している元隊員というのが殆どなのではないでしょうか。
でも目立たないから失敗なのかと言われたらそれは間違いで、将来の為に雌伏しているとも考えられます(一応私もそのつもりです 笑)。その先はどれだけ信念を貫けるかだったり、単純な運とかの問題だと考えています。
自分と同期の隊員2人も似たような感じで、1人は他の機関の会計年度職員として働いていたり、1人は起業しつつも収入のメインは移住コーディネーターの補助という状況です。そんな訳で検索のトップに出てくるようなキラキラな成功例というのは稀な例です(笑)。
大切なのは『ライスワーク』を確保する事
ただ、やっている事は3者3様でも3人とも共通している項目があって、それは”ライスワーク”いわゆる生活する為の確実な収入を確保しつつも、やりたい事をやろうとしているという点です。協力隊を終えて(もしくは期間中に)起業して、それで生活出来るだけの収入を得られる様になっていれば文句なしですが、全員が全員そんな事は出来ません。むしろそういう人は先述した様に稀有なのです、だからこそ目立つという訳で。
大切なのは何をやりたいかで、求められるのはその為にはどうするか、どういった過程を踏むのがより良いのかを考えて実行する事だと私は考えます。だから私は自分の選択はそれ程間違っているとは思っていません。
協力隊期間中に人脈を”外”に求めた理由
もう一つ大事になってくるのは人付き合いです。
同期が2人いるという事は協力者が2人いるという事ではありますが、見方を変えると同じ場所にライバルが2人いるという解釈も出来るので、そうなると付き合う人間関係も自然と被ってくる事になります。そうなると狭い域内で人の取り合いという事にもなりますし、単純に他の地域の林業事情や技術が気になった私は2年目の途中から意図的に人の輪を町外に広げる事にしました。その結果、同期2人とは全然違う人の輪が出来る事になり、以降の可能性や視野というものがより広がりました。
そのおかげで今後のライフワークとして考えている経木について知る事が出来ましたし、そこから長野の”やまとわ”さんや、群馬の”阿部経木店”さんに出会う縁というものも出来ました。
おわりに
地域おこし協力隊を終えた後の選択なんてものは、良いものも悪いものも目立っているものは極一部です。多くの隊員、元隊員は目立たないけれどもしっかりと地域に根を張る為に活動・生活されている方が殆どで、私もその一人です。
だからこれから地域おこし協力隊になろうと考えている方、そして間もなく満了を迎える現役隊員の皆さん、将来や未来は心配ではあると思いますが、だからと言って過度に心配する必要もありません。あなたが思っている以上にあなたの積み重ねは有りますし、なるようになりますよ!

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